2015年08月07日

【ミャンマー少数民族支援】カレン州 州都パ・アンの洪水被害状況

こんにちは。ミャンマー、パ・アン事務所の遠藤です。
ミャンマーでは現在、洪水による被害が広がっています。8月2日までに、全国で46名が亡くなり、22万人が被災しています。

***


私たちの事務所があるパ・アンも、多くの方が洪水の被害を受けています。8月4日の時点で、1,222世帯、6,444名が被災しており、たくさんの方が避難所で生活しています。


■ パ・アンの洪水被害状況

0807_1.jpg
浸水した家々

0807_2.jpg
移動は船です


■ 避難所の状況

私たちは避難所を訪問し、情報収集をしています。

0807_3.jpg
避難所(体育館)

0807_4.jpg
避難所(お寺)

カレン州保健局が避難所内に診療所を開設し、医療従事者が常駐しています。避難所は人口密度が高く、衛生状態もあまり良くないため、感染症が蔓延するリスクが高まります。ある避難所では、みんなでスライドを見ながら、看護師が下痢やデング熱の予防について教育していました。

0807_5.jpg
避難所内の仮設診療所

0807_6.jpg
避難所での健康教育


☆★☆ NICCOの活動に是非ご協力ください ★☆★

NICCO ミャンマー少数民族支援
http://www.kyoto-nicco.org/project/support/myanmar001.html

bt_tohoku01.gif

bt_tohoku02.gif

2015年8月7日
posted by NICCO at 10:59| Comment(0) | ミャンマー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月22日

【ミャンマー少数民族支援】保健ボランティア研修・妊産婦と新生児の健康

ミンガラーバー(こんにちは)、ネーカウンラー(お元気ですか)。ミャンマー、パ・アン事務所に駐在している看護師の遠藤です。今回は保健ボランティアに対する母子保健研修の模様をおとどけします。

***


ミャンマーで2014年春に行われた国勢調査の結果が、今年6月に発表されました。1歳未満の乳児死亡率(IMR)が出生1,000人に対し62と、今まで発表されていた指標よりも高いことがわかりました。ミャンマーでは引き続き、母子保健の向上のために努力が必要です。

NICCOミャンマー少数民族支援事業のプライマリ・ヘルスケア支援では、7月中旬にチョウンカウン村とミャインゴン村の保健ボランティアを対象に、チャインセイチで母子保健研修を実施しました。今回の研修テーマは、「妊産婦と新生児の健康」です。母子保健研修は、3月に行われた「乳幼児の健康」に続いて二回目となります。この母子保健研修は、花王株式会社様、および花王グループ社員様による社会的支援を目的としたクラブ組織「ハートポケット倶楽部」様からのご支援で開催しました。

研修会場のチャインセイチ病院の研修室には、犬がうっかり入ってきたり、スズメが慌ただしく飛び交ったりしています。そんな中でも、保健ボランティアの皆さんは真剣に講義を受けていました。

0722_1.jpg
スズメも研修に参加

今回の研修内容は、妊婦健診や安全な出産、母乳育児、家族計画などです。


■ 母乳育児について

生後6か月間は、医学的に必要でない限り赤ちゃんに母乳以外の栄養や水を与えず、母乳だけで育てること、また、生後6か月以降に補完食(離乳食)を始めた後も、母乳育児を2歳かそれ以上まで継続することが推奨されています(WHO/ユニセフ)。
輸入品の粉ミルクの値段が高いこともあり、プロジェクトサイトの村ではほとんどのお母さんが母乳育児を行っていますが、問題は補完食の開始時期です。生後3〜4か月の赤ちゃんに、ペースト状にしたご飯などの補完食を与える人が多いそうです。中には、生後数日で補完食を始めてしまうお母さんもいます。保健ボランティアはそのようなお母さんに適切なアドバイスができるよう、母乳のメリットや補完食の開始時期について学びました。

0722_2.jpg
母子保健のパンフレットを熟読


■ 家族計画の講義

村の母子保健に関する問題の一つに、住民に家族計画の知識がなく、望まない妊娠が多いことがあげられます。避妊具や避妊薬は村のサブ・センターに行けば無料で手に入るのですが、住民の中には避妊の方法を全く知らない人がいるため、せっかくあるサービスが活用されていません。また、経口避妊薬の飲み方やコンドームの適切な使用方法を知らないと避妊に失敗する可能性があるので、正しい知識を得ることも重要です。

家族計画の講義内容は、女性が妊娠しやすいタイミングや、避妊具・避妊薬の紹介、使用上の注意点、副作用などについてです。男性器の模型を用いてコンドームの使い方を学ぶ時間には、最初はみんな恥ずかしがっていましたが、男性も女性も真剣に練習しました。

0722_3.jpg
講師の看護師がコンドームについて説明

0722_4.jpg
男性器の模型の登場にみんな大笑い


■ ワークショップの練習

保健ボランティアはこの研修の後、村で母子保健のワークショップを開催します。そのため、研修中にワークショップの練習を行いました。

0722_5.jpg
ワークショップの練習 家族計画について説明

0722_6.jpg
ワークショップの練習 母乳について説明

母乳育児や家族計画について村の住民に相談を受けたという設定で、保健ボランティア役と住民役でロールプレイも行いました。家族計画に興味がある人には特定の避妊法を勧めるのではなく、複数の避妊法についてメリットとデメリットを説明し、本人が自分に合ったものを選べるように紹介します。産後間もない女性や授乳中のお母さんには、助産師に相談するよう勧めます。

0722_7.jpg
ロールプレイ 家族計画のアドバイス

保健ボランティアは村の医療従事者と定期的にミーティングを行い、地域全体の健康向上のためにボランティアとして何ができるか話し合っています。また6月からは、村の助産師によって毎月実施される予防接種のサポートを開始しました。NICCOの研修で得た知識を活かし、医療従事者と協力しながら地域の母子保健向上のために活躍しています。

NICCOのミャンマー少数民族を対象としたプライマリ・ヘルスケアと衛生環境改善支援の一環である、保健ボランティア研修「母子保健研修」(全2回)は、花王株式会社様と花王ハートポケット倶楽部様のご支援で開催しました。

Kaomini.jpg

hartmini.jpg


☆★☆ NICCOの活動に是非ご協力ください ★☆★

NICCO ミャンマー少数民族支援
http://www.kyoto-nicco.org/project/support/myanmar001.html

bt_tohoku01.gif

bt_tohoku02.gif

2015年7月22日


posted by NICCO at 11:41| Comment(0) | ミャンマー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月03日

【ミャンマー少数民族支援】学校保健活動を始めました

ミャンマー事業のプライマリ・ヘルスケア支援では、保健ボランティアと学校の教員が協力し、学校保健活動を開始しました。

***


皆さんこんにちは。ミャンマー、パ・アン事務所の遠藤です。

ミャンマー事業のプライマリ・ヘルスケア支援では、保健ボランティアと学校の教員が協力し、
学校保健活動を開始しました。
本来は、村の助産師が担当地域の全ての学校をまわり、定期的に健康教育を行うことになっていますが、担当業務が多く、助産師ひとりではそこまで手がまわらないのが現状です。
そこでNICCOの保健ボランティアが学校の教員と協力して、手洗いや栄養について学ぶイベントを計画しました。


■デング熱と栄養のお話し

初回は、シュエドウ村の小学校で行われました。現在、プロジェクトサイト周辺ではデング熱が流行しているので、助産師からデング熱の症状や予防についてと、手洗いや歯磨きなどの衛生について、カレン語で説明してもらいました。

0703_1.jpg
デング熱について説明する助産師と、聞き入る生徒

次は栄養についてのお話です。大きくなるため、病気にならないようにするために、お肉や野菜などをバランス良く食べるよう話しました。鶏肉のお粥を例にあげて質問をすると、みんな元気に答えてくれます。

0703_2.jpg
楽しそうに聞いています。

0703_3.jpg
みんな真剣

0703_4.jpg
たまに、ふざけている生徒も・・・。


■ごはんの前には手を洗おう

次は教室の外に出て、みんなで手洗い7ステップを実践する時間です。村の学校には水道がないので、水は井戸からくんで運んできます。

0703_5.jpg

0703_6.jpg
よく泡立てて、みんなで手洗い

0703_7.jpg
保健ボランティアが正しい手洗いの方法を指導

みんなの手がきれいになったら、昼食の時間です。
普段、生徒はお弁当を持参したり、昼食を食べに家に帰ったりしますが、この日は栄養の話をしたので、その時例にあげた鶏肉のお粥をみんなで食べました。

0703_8.jpg
「おいしい!」

0703_9.jpg
「おかわりください!」

村の学校には、保健室もなければ養護教諭もいません。NICCOの保健ボランティアが学校の教員や助産師と協力し、これからも生徒たちのために健康教育を続けていく予定です。

http://www.kyoto-nicco.org/project/support/myanmar001.html
ミャンマーの少数民族を対象としたプライマリ・ヘルスケアと衛生環境改善支援

2015年7月3日
posted by NICCO at 11:19| Comment(0) | ミャンマー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。