2010年12月02日

オリーブ石鹸続報・その2

パレスチナのトバス県におけるオリーブ農家支援の一環として、余剰オリーブオイルを利用したオリーブ石鹸の製造を地元の女性グループとともに行っています。 (前回の課題克服と、石鹸製造の様子はこちら)

さて、一ヶ月以上乾燥させて石鹸ができあがったら、次はラベルです。石鹸の付加価値を高めるには、ラベルのデザイン性も高める必要があります。そこで、今回は、以前にオリーブオイルのラベルの印刷を依頼した際、非常におしゃれなラベルをデザインしてくれたデザイナーに石鹸のラベルデザインも依頼することにしました。

NICCO@パレスチナ
新デザインのラベル

こうして苦労して出来上がった石鹸を、パレスチナ西岸地区の行政中心地であるラマッラという都市で開催された展示会に10月中旬に出品しました。そして、16NIS(約400円)という現地の人にとっては、かなり高額の価格であるにも拘わらず、100個余りの新オリーブ石鹸が完売となりました。トバスから片道1時間半以上かけてはるばるラマッラまでやってきて、販売を行ったトバスの女性たちもとても嬉しそうでした。今回売れたことによりモチベーションをさらにあげ、製造技術と創造性の向上、ひいては収入向上につながることを楽しみにしています。

NICCO@パレスチナ
展示会で販売を行う女性達
posted by NICCO at 11:11| パレスチナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月15日

オリーブ石鹸続報・その1

トバスにおけるオリーブ農家支援の一環として、余剰オリーブオイルを利用したオリーブ石鹸の製造やトレーニングについては過去に何度か紹介してきましたが、日本にサンプルを送付して試用してもらった結果、いくつか改善すべき点が見えてきました。

NICCO@パレスチナ

ラマダン中にも石鹸製造に参加した女性たちと現地職員

一つは、泡立ちの点。過去に作った石鹸は、オリーブオイルのみをベースオイルに使用していたので、泡立ちに欠けました。やはり、日本人にとっては、石鹸はふわふわと泡だってもらいたいところ。そこで、泡立ちをよくするココナッツオイルを加えることにしました。

もう一つは香り。女性が石鹸を手に取った際にまずするのは、香りをかぐことですが、過去に製造した石鹸は、香りに物足りなさがありました。そこで、若干コスト高にはなりますが、質のよいエッセンシャルオイルを多めに使用し、石鹸に付加価値を高めることにしました。

特にこの2点に留意しながら、オリジナルな石鹸を再度検討しようということになり、その結果、らくだミルク石鹸、モリンガ石鹸、地元ハーブ(ローズマリー、カモミール、セージ、タイム)石鹸の3種類のアイデアが生まれました。さらに、それぞれの石鹸には、肌への効用を考えて、らくだミルクやモリンガ、ハーブのほかにも、シアバターやセサミオイル、ココアバター等といった材料が、石鹸のタイプに合わせて使用されています。

さて、アイデアがまとまったら、早速製造です。今年のラマダン(断食月)は8月上旬から1ヶ月間と非常に暑い時期に重なり、気温が40度近くに上がる日もありました。そんな日の出から日の入りまでは水も飲めないという、厳しい時期でしたが、女性たちの何人かがラマダン中にも石鹸製造に取り組みました。

NICCO@パレスチナ
製造中のマーブル模様のモリンガ石鹸

次回は12/2に、ラベルと販売の様子をレポートします。
posted by NICCO at 10:57| パレスチナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月13日

マラウイで過ごした日々

4月よりアフリカ・マラウイに派遣されていたスタッフ・杉尾の
ンコタコタ記・その14(最終回)をお送りします!


$NICCO@マラウィ〜国際協力日記/アフリカ編 -世界をフィールドに〜

週2回のシリーズものとしてお届けした私のマラウイブログも、今回が最後。実はすでに帰国し約2ヵ月が経過している。このブログにもピリオドを打たねばとずっと心の片隅で思っていた…が、最後となると何を伝えたらいいのか、何を伝えたいのか、心の整理ができず書けずにいた。ようやく今、少しだけ見えてきたので、想いがままに書いてみようと思う。

$NICCO@マラウィ〜国際協力日記/アフリカ編 -世界をフィールドに〜

仕事は、楽しくもあり、きつくもあった。自分には何もできないと思い知らされる出来事に遭遇した時は、本当にきつかった・・・。人が目の前で死んでしまった時。NICCOの噂を聞きつけ、遠い村から遥々援助を求めやってきた村人に(自転車で、だ)、事業地外だから何もできないと告げなければならなかった時。自分の無力さが歯がゆくて、もどかしくて、悔しかった。

$NICCO@マラウィ〜国際協力日記/アフリカ編 -世界をフィールドに〜

それに、何もかもが一筋縄ではいかなった。「よし!今日はこれをするぞっ!」と意気込んでみても、タイヤがパンクしたり、スタックしたり、ガソリンスタンドにも燃料がなく車が動かせなかったり。やっとの思いで村人を訪ねてみても、留守だったり、警察に捕まっていたり、酔っ払っていたり。うまくいかなかったことを並べたら、それだけで1冊の本ができそうなくらいだ。(私はたった2ヵ月の滞在だが、もっとずっと長くいるスタッフたちなら、いったいどんな大作ができるのか。考えただけでも、頭が下がる。)

$NICCO@マラウィ〜国際協力日記/アフリカ編 -世界をフィールドに〜

でも・・・、そんな時、100%の確率で手を差し伸べてくれる人たちもいた。一緒に車を押してくれる(たまにお金を請求されることもあるが)。一緒に人を探してくれる。次に訪ねた時は、「ジャガイモが採れたから持っていきな」と声をかけてくれる。そんなふうに、私は、1人の身勝手さに落ち込み、10人の「優しさ」と「笑顔」に救われてきた。

マラウイでの2ヶ月は、真っ白になったキャンパスに新たな絵を描いている、そんな心地だった。私の心にはたくさんの欲があった。「あれがほしい。」「こうなりたい。」「これがやりたい。」「あそこに行きたい。」そういった欲の全てが、マラウイの人々に触れ、随分洗い流されたように思う。何も持っていなくても、どこにも行けなくても、人と自然とともに生き、笑っている村人たち。私も、自分の両手の中にあるものに、ちゃんと気付こう。大切にしよう。感謝して、こぼさないように気をつけよう。失ってからでは遅いのだから。

今でも目を閉じると浮かんでくるのは、
両手を高く上げると、届きそうなくらい近くにある空。
神様が住んでいると信じずにはいられないほど、どっしり身構えた樹木。
村人たちの顔いっぱいに広がる力強い笑顔。「おすぎー」と私を呼ぶ、大きな声。

$NICCO@マラウィ〜国際協力日記/アフリカ編 -世界をフィールドに〜

マラウイで過ごした日々が、今も私に元気と勇気をくれる。
私は、迷ってばかりのくせにわがままで、忘れっぽい。だからこそ、マラウイで出逢った村人たちの笑顔を胸に、自分を戒めながら生きていきたい。

$NICCO@マラウィ〜国際協力日記/アフリカ編 -世界をフィールドに〜

さて、私の次回ブログは、ラマダン真っただ中の中東・ヨルダンよりお届け決定。マラウイブログをご愛読?いただいた皆さま、ありがとうございました。これからは、ヨルダンブログ(http://ameblo.jp/nicco-jordan/
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posted by NICCO at 20:26| パレスチナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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