2014年10月24日

【ミャンマー少数民族支援】 エコサントイレ建設 後半

ミンガラーバー。ミャンマー、パ・アン事務所の遠藤です。
ここパ・アンではやっと雨季が終わり、最近は30℃を越す夏日です。雨季の間は毎日のように雨が降っていました。公共のバスやタクシーなどがなく、プライベートでの移動をバイクタクシーに頼るこの町では、休日に出かけたくても雨だと行動範囲が限られ、やや退屈な数か月でした。といっても、晴れているからといって、パ・アンにはあまり出かけるところがないんですけど・・・。

さて、前回お伝えしたように、ミャンマー事業では衛生環境改善支援としてエコサントイレを導入しており、日本人建築家から村のエコサントイレ・ビルダーに技術移転を行いました。今回はモデル基建設の後半についてお伝えします。

エコサントイレのモデル基を建設したのは、メティヨ村の小学校です。その小学校の生徒たちが現在使っているトイレは、ビニールシートがドアがわりの、かなり古いものでした。

図124.jpg

図125.jpg

このトイレはピット式とよばれるもので、排泄物がパイプを通って地中の穴に直接流れ込む仕組みになっており、環境にも衛生的にも良くありません。
生徒の中にはトイレを使わず、草むらで用を足している子もいました。排泄後は手洗いをしていません。そのような生徒たちのためにも、もっと衛生的な環境を整える必要があります。

さて、エコサントイレ建設の続きです。

図126.jpg

前回ご紹介した初日に作ったトイレのフロア部分は、便、尿、そしてお尻を洗う水が、それぞれ違う穴に入るように作られています。かなり重いですが、皆で声をかけ合いながら慎重に運びます。

図127.jpg


そして、フロアをトイレの基礎部分の上にのせます。トイレは2基あるので、奥のトイレのフロアは木の棒の上をスライドさせて設置します。

図128.jpg

便槽には、便から作られた肥料を取り出せるようフタを取り付けます。便に灰をかけて肥料に変化させるためには、便槽に水が入らないよう細心の注意が必要です。

図129.jpg

トイレの基礎部分が完成したら、次は壁を作っていきます。

図130.jpg

雨が降っている時でも、ビニールシートの屋根の下、レンガが着々と積み上げられていきます。
作業はずっと順調だったわけではなく、雨だとセメントの乾きが遅いので、壁に足場を作った時には重みでレンガが崩れてしまい、一部作り直すこともありました。

図131.jpg


エコサントイレで最も重要なポイントとして、尿と便を分け、かつ便のタンクに水が入らないようにしなければなりません。便器を作る際は、まずフロアにチョークで下書きをします。ミャンマーでは排泄後に水でお尻を洗う習慣があるため、便槽にその水が入らないよう注意が必要です。
写真左下が尿の穴、左上が便の穴、そして写真右がお尻を洗った時の水が流れ込む穴です。

図132.jpg

そして下書きをもとに、レンガとセメントで便器を作っていきます。

図1233.png

小学校の壁には、いつのまにかWe Love Japanという落書きが。(写真右下)

図133.jpg

ビルダーの皆さんは炎天下や悪天候の中、時間外にも積極的に作業に取り組み、ミャンマー事業初となるエコサントイレが完成しました。
エコサントイレ・ビルダー全員で、完成の記念撮影。お疲れ様でした!

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posted by NICCO at 10:48| Comment(0) | ミャンマー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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