2015年07月30日

【イラン・マシャッド事務所】イランの紹介〜ラマダン編〜 Introduction of Iran –About Ramadan-

今回はNICCOで働くイラン人スタッフがイランのラマダンとイフタールについてお話しさせていただきます。
Our Iranian staff talks about ramadan and iftar in Iran.

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(English follows)
こんにちは、私の名前はマリヘ・シャマエリといいます。私は2014年の4月からNICCOでの勤務を開始し、アフガニスタンのヘラート州とゴール州に暮らす人々を支援するためのプロジェクトに従事しています。
今回私は6月17日から始まり、およそ一ヵ月間に渡って行われるラマダンについてご紹介したいと思います。

ラマダン月の断食はイスラム教の重要な要素です。イランやその他の国々のイスラム教徒の人々は、この月の日昇から日没までの間に断食を行います。

ラマダン期間中イスラム教徒の人々は、一日三回の食事を二回に置き換えます。そのうちの一つはサハリと呼ばれ、早朝日が昇る前に食され、もう一つはイフタールと呼ばれるものであり、日没に供される二回目の食事です。


■ イフタールの思い出

イスラム教徒にとってラマダン期間中の最も一般的な習慣は、イフタールに親戚を招待することです。イフタールの食事は通常の食事とは異なるものであり、一般的には、紅茶やナツメヤシの実、スープ、野菜、チーズ、特製のお菓子類、デザート、そしてメインの料理が並びます。これらのテーブルの上に一度に並ぶ多くの食べ物が、人々にとって、彩り豊かなイフタールの思い出となります。

私にとっても、テーブルに並べられたたくさんのイフタールの食事は、子どもの頃の懐かしい記憶を呼び起こすものです。ラマダン月、私の母は親戚一同を招待し、また私たちもイフタールのパーティーに招かれていました。そのため現在でもラマダンが始まる際に最初に思い出すのは、色とりどりの食事が並んだ長テーブルであり、長い断食の後、私はいとこと座って楽しく過ごしました。そんなイフタールは、あっという間に終わってしまうもののようでした。

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Hello, my name is Malihe Shamayeli. I’ve been working in NICCO since April 2014 on the project which aims to support the people residing in Herat and Ghor provinces, Afghanistan. Today, I’d like to introduce Ramadan which started on 17 June and is going to last for approximately one month.

Fasting during the month of Ramadan is one of the Islam’s pillars. Muslim people in Iran and all other countries fast during the daylight hours from dawn to sunset in this month.

During Ramadan Muslim people replace three meals in a day with two meals, one so-called Sahari which is consumed early in the morning before the sunrise and another so-called Iftar which is the second meal served on sunset.


■ Mémoire of the Iftar

One of the popular customs among Muslim people during Ramadan is to invite relatives for Iftar. Iftar meals are different from usual dinners, and ordinarily consists of tea, dates, soap, vegetables and cheese, special sweets, dessert and the main food. This variety of food for one meal in the table makes Iftar colorful and memorable.

For me too Iftar put on the table always reminds the sweet memory of the childhood. Because of Ramadan my mother was inviting all the relatives and we were also invited to other’s Iftars Party. So still when Ramadan is starting, the first memory which comes to my mind is the long tables of colorful foods, enjoying sitting with my cousins after long hours of fasting, and the Iftar would finish soon with the time.

http://www.kyoto-nicco.org/project/support/index-afghan.html
アフガニスタン国内での人道支援(イラン・マシャッド)
http://www.kyoto-nicco.org/project/iran_afghanistan/index.html
イランにおけるアフガニスタン難民支援(イラン・テヘラン)

2015年7月30日
posted by NICCO at 21:03| Comment(0) | イラン・アフガニスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月27日

【イラン・マシャッド事務所】アフガニスタン女性のための識字教室

前回から引き続き、マシャッド事務所で携わっているアフガンニスタン人道支援事業を紹介したいと思います。

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サラーム(こんにちは)、イラン・マシャッド事務所の秋元です。マシャッドも7月に入り暑さ(熱さ)が厳しくなってきました、日中は40度程までいきます。イランでは5月ぐらいから35度を超えたりすることもあるので7月になったからといって特段暑くなってきた感はないのですが、日光の強さを含めて、やはりイランの7月〜8月は厳しい日々が続くのでしょう。

さて前回から引き続き、マシャッド事務所で携わっているアフガンニスタン人道支援事業を紹介します。今回はアフガニスタンの女性たちのための識字教室についてです。


■ 女性識字教室 ヘラート州 

事業地域であるアフガニスタン・ヘラート州の農村部やゴール州では女性の識字率が低いことから、この地域の15の村に住む女性たち400名を対象に、教育省識字局作成の教科書である”Land Afghan”を使用して1日2時間、週6日の授業を行っています。この識字教室によって現地の女性たちが小学校1年生から6年生レベルの識字能力の習得を目指しています。

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識字教室で実際に使用されている教科書”Land Afghan”の4年生から6年生用。

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教科書”Land Afghan”の中身の一例。算数や保健衛生など、日常生活を送る上で必要な知識も同時に学ぶことができるように配慮されています。

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事業地の一つであるアフガニスタン・ヘラート州・マラダン村での識字教室の実施風景。

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先生の教鞭にも熱が入ります!

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事業地の一つであるアフガニスタン・ヘラート州・エシャック・スライマン村での識字教室の実施風景。


■ アフガニスタン女性の教育環境 

アフガニスタンの女性や女子達を取り巻く教育環境は依然として厳しい状況です。学校が近くに無い・貧困層の子ども達が未就学となりやすい、小学校4年生以上の女子を通学させる慣習がないなど、様々な問題があります。また、女子生徒を教えるのは女性教員が望ましいという伝統的な価値観がある一方で、その女性教員が不足していることが、女子の教育環境改善の足かせとなっています。
そのような中でもNICCOのこの識字教室を通して、アフガニスタンの女性たちが社会的自立のため、そして未来のために日々努力しています。

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アフガニスタン国内での人道支援(イラン・マシャッド)
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イランにおけるアフガニスタン難民支援(イラン・テヘラン)

2015年7月27日
posted by NICCO at 11:22| Comment(0) | イラン・アフガニスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月22日

【ミャンマー少数民族支援】保健ボランティア研修・妊産婦と新生児の健康

ミンガラーバー(こんにちは)、ネーカウンラー(お元気ですか)。ミャンマー、パ・アン事務所に駐在している看護師の遠藤です。今回は保健ボランティアに対する母子保健研修の模様をおとどけします。

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ミャンマーで2014年春に行われた国勢調査の結果が、今年6月に発表されました。1歳未満の乳児死亡率(IMR)が出生1,000人に対し62と、今まで発表されていた指標よりも高いことがわかりました。ミャンマーでは引き続き、母子保健の向上のために努力が必要です。

NICCOミャンマー少数民族支援事業のプライマリ・ヘルスケア支援では、7月中旬にチョウンカウン村とミャインゴン村の保健ボランティアを対象に、チャインセイチで母子保健研修を実施しました。今回の研修テーマは、「妊産婦と新生児の健康」です。母子保健研修は、3月に行われた「乳幼児の健康」に続いて二回目となります。この母子保健研修は、花王株式会社様、および花王グループ社員様による社会的支援を目的としたクラブ組織「ハートポケット倶楽部」様からのご支援で開催しました。

研修会場のチャインセイチ病院の研修室には、犬がうっかり入ってきたり、スズメが慌ただしく飛び交ったりしています。そんな中でも、保健ボランティアの皆さんは真剣に講義を受けていました。

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スズメも研修に参加

今回の研修内容は、妊婦健診や安全な出産、母乳育児、家族計画などです。


■ 母乳育児について

生後6か月間は、医学的に必要でない限り赤ちゃんに母乳以外の栄養や水を与えず、母乳だけで育てること、また、生後6か月以降に補完食(離乳食)を始めた後も、母乳育児を2歳かそれ以上まで継続することが推奨されています(WHO/ユニセフ)。
輸入品の粉ミルクの値段が高いこともあり、プロジェクトサイトの村ではほとんどのお母さんが母乳育児を行っていますが、問題は補完食の開始時期です。生後3〜4か月の赤ちゃんに、ペースト状にしたご飯などの補完食を与える人が多いそうです。中には、生後数日で補完食を始めてしまうお母さんもいます。保健ボランティアはそのようなお母さんに適切なアドバイスができるよう、母乳のメリットや補完食の開始時期について学びました。

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母子保健のパンフレットを熟読


■ 家族計画の講義

村の母子保健に関する問題の一つに、住民に家族計画の知識がなく、望まない妊娠が多いことがあげられます。避妊具や避妊薬は村のサブ・センターに行けば無料で手に入るのですが、住民の中には避妊の方法を全く知らない人がいるため、せっかくあるサービスが活用されていません。また、経口避妊薬の飲み方やコンドームの適切な使用方法を知らないと避妊に失敗する可能性があるので、正しい知識を得ることも重要です。

家族計画の講義内容は、女性が妊娠しやすいタイミングや、避妊具・避妊薬の紹介、使用上の注意点、副作用などについてです。男性器の模型を用いてコンドームの使い方を学ぶ時間には、最初はみんな恥ずかしがっていましたが、男性も女性も真剣に練習しました。

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講師の看護師がコンドームについて説明

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男性器の模型の登場にみんな大笑い


■ ワークショップの練習

保健ボランティアはこの研修の後、村で母子保健のワークショップを開催します。そのため、研修中にワークショップの練習を行いました。

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ワークショップの練習 家族計画について説明

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ワークショップの練習 母乳について説明

母乳育児や家族計画について村の住民に相談を受けたという設定で、保健ボランティア役と住民役でロールプレイも行いました。家族計画に興味がある人には特定の避妊法を勧めるのではなく、複数の避妊法についてメリットとデメリットを説明し、本人が自分に合ったものを選べるように紹介します。産後間もない女性や授乳中のお母さんには、助産師に相談するよう勧めます。

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ロールプレイ 家族計画のアドバイス

保健ボランティアは村の医療従事者と定期的にミーティングを行い、地域全体の健康向上のためにボランティアとして何ができるか話し合っています。また6月からは、村の助産師によって毎月実施される予防接種のサポートを開始しました。NICCOの研修で得た知識を活かし、医療従事者と協力しながら地域の母子保健向上のために活躍しています。

NICCOのミャンマー少数民族を対象としたプライマリ・ヘルスケアと衛生環境改善支援の一環である、保健ボランティア研修「母子保健研修」(全2回)は、花王株式会社様と花王ハートポケット倶楽部様のご支援で開催しました。

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☆★☆ NICCOの活動に是非ご協力ください ★☆★

NICCO ミャンマー少数民族支援
http://www.kyoto-nicco.org/project/support/myanmar001.html

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2015年7月22日


posted by NICCO at 11:41| Comment(0) | ミャンマー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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