2015年05月26日

【ミャンマー少数民族支援】エコサントイレ見学会

今回は、ミャンマーでのエコサントイレ見学会とエコサントイレの仕組みについてお伝えします!

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こんにちは。ミャンマー、パ・アン事務所の遠藤です。

4月にミャンマーでは、ダジャン(水祭り、ティンジャンともいう)とお正月の大型連休がありました。普段は少し控えめな印象のあるミャンマー人が、ダジャンの期間中は豹変。高圧ホースで洗車のごとく水をかける人もいるし、髪を金髪に染めてサングラスをかけた若い人たちがトラックの荷台に乗って町じゅうで水を浴び、爆音の中で飲んで踊って大騒ぎ!ミャンマー人の普段とは違う面を見ることができて、いい経験ができました。

■エコサントイレの見学会

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皆で村中のエコサントイレを見に出発

先日メティヨ村とシュエドウ村では、エコサントイレ見学会が行われました。
前回の見学会は村の住民を対象にし、エコサントイレについて多くの人に知ってもらう事を目的としていましたが、今回はメティヨ村とシュエドウ村の両村からエコサントイレを所有している全世帯の方たちが集まり、お互いのトイレや家庭菜園を評価してまわりました。
夏まっただ中のミャンマー。40℃近い真夏日にもかかわらず、皆さん積極的に参加してくださり、グループワークや意見交換、エコサントイレの評価、家庭菜園の見学と、盛りだくさんの2日間でした。

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便を乾燥させながら寝かせる便槽に、水や虫が入らないか、清潔に保たれているかなど、みんなでチェック

■エコサントイレってどんな仕組みなんですか?

エコサントイレは尿と便をわけ、便に灰を混ぜ半年間寝かせることで、病原菌などの含まれない安全な肥料を作ることができます。また、尿も水で10倍に希釈し、肥料として使うことができます。便からの肥料はまだできていませんが、尿は多くのエコサントイレ所有世帯の家庭菜園で使用されており、既にその効果がみられています。

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水やりの際、週に3〜4回肥料(尿)を与えているローゼル(左)と、水のみを与えているローゼル(右)

シュエドウ村のナウ・セーさんの家庭菜園では、尿の使用の有無により、ローゼルの成長に明らかな差がみられています。

メティヨ村のソウ・ポタヨさんの家庭菜園では、尿をまいた畑のオクラは成長が早く、もう2回も実をつけたくさん収穫でき、肥料を使っていない畑のオクラは最近やっと実をつけたばかりだそうです。

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おいしそうなオクラの実は、種を蒔いてから2ヶ月くらいで収穫

見学会に参加した他の世帯も、化学肥料を購入しなくても、エコサントイレを使用することでこのようなメリットがあることがわかり、これからもエコサントイレを維持し、正しく使っていこうというモチベーションにつながったのではないでしょうか。今後、便から作られた肥料の効果をみるのが楽しみです。

ちなみに、私は畑になっているオクラを見るのは初めて。上向きに実がなるんですね。パ・アンの市場ではオクラは4本で5円と安いのでよく買っていますが、どのように実をつけるのかはこのエコサントイレ見学会で見るまで知りませんでした。

もうすぐ、エコサントイレを建ててから初めての雨季がやってきます。便槽に雨水が入らないよう細心の注意を払いながらモニタリングを行い、確認と修繕を進めています。

http://www.kyoto-nicco.org/project/support/myanmar001.html
ミャンマーの少数民族を対象としたプライマリ・ヘルスケアと衛生環境改善支援

2015年5月26日
posted by NICCO at 11:55| Comment(0) | ミャンマー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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