2015年04月17日

【イラン・マシャッド事務所】〜NICCOインターンの日記

〜アフガンコミュニティ調査訪問〜

[イラン・マシャッド事務局より]
***

今回、NICCOは
イラン・マシャッドでの生活や
イランの教育機関について
お伝えします!


***


サラーム! (ペルシャ語でこんにちは。)
3月中旬より、イランへ赴任しました、インターン生の照喜名 流風です。
NICCOはイランのテヘラン市とマシャッド市の2ヶ所に事務所を設けています。北東部にあるマシャッド事務所では、アフガニスタン国内への人道支援として初等教育環境整備や女性の自立支援、農業分野における事業を実施しています。テヘラン事務所は、イラン国内のアフガン難民を対象として
職業訓練校を運営しています。職業訓練校では、就職に直結する就業技術を身につけたアフガン難民が祖国のアフガニスタンへ帰還し、就職・定住できるよう帰還支援を行っております。

"NICCOはイランのテヘラン市とマシャッド市の2ヶ所に事務所を設けています。北東部にあるマシャッド事務所では、アフガニスタン国内への人道支援として初等教育環境整備や女性の自立支援、農業分野における事業を実施しています。テヘラン事務所は、イラン国内のアフガン難民を対象として
職業訓練校を運営しています。"


私はテヘラン事務所での勤務が主ですが、イランに着いてまず始めの一週間はマシャッドに滞在していましたので、今回はマシャッド事務所で行った業務についてお伝えします!

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マシャッドでのモスク

■マシャッドって、どういうところ?

「マシャッド」といえば、イスラム教徒にとってはとても大切な場所、イスラム教シーア派の聖地なのです。イスラムの人たちが巡礼に来るのはもちろんのこと、世界各地から多くの外国人が訪れる場所でもあります。町はのどかな雰囲気で、そして神秘的!
写真は、明かりに照らされ、金色に輝く美しいイマーム・レザー廟。

さて、イランに到着した日の翌日、早速マシャッド事務所に出勤しました。
イランの朝はみな大忙し! 町の中では、クラクションがあちらこちらで鳴り響き、車が道路に所狭しに並んでいて、パン屋の前にはナーンを買う人の長蛇の列ができ、たくさんの行き交う人々でとてもにぎやかな雰囲気でした。そしてイランに来て、何より驚いたことは「イラン人の運転の荒さ」です。車線はあってないようなもの。そんなビュンビュン飛ばすクレイジードライバーさんのタクシーに揺られながら、事務所へ向かいます。

イランのオフィスアワーは職場によって異なりますが、だいたい朝7時や8時から仕事がスタートします(その理由として、特に夏は気温が非常に高いので、朝の涼しいうちに仕事を終え、午後2時、3時に帰宅後、昼寝をして、夕方からまた行動をするそうです)。

■マシャッド事務局のスタッフ
マシャッド事務所には日本人スタッフ2名、イラン人スタッフ2名の計4名が勤務しており、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)やBAFIA(イラン内務省外国人移民管理局)と連携し、アフガニスタン国内への人道支援活動を行っており、日々大忙し!

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イラン人スタッフのFari-jan(左)とMali-jan(右)

■アフガンコミュニティへの訪問
今回、業務の一つとして、スタッフと共にKhorasan Ostan-eという地域にある2つのアフガンコミュニティの教育機関を訪問し、各教育機関の規模、生徒の内訳、講師の国籍、授業内容、生徒の進路希望等の調査を行いました。

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RASA Instituteでのミーティング

責任者(兼教師)の方は以前NICCOのインターン生でした。とても熱血な方!
学校の概要だけでなく、実際にアフガニスタンへ帰還した卒業生の話もして下さりました。
RASAでは英語コースや会計コース等様々な授業があり、一クラスの生徒数は大体10名弱。一番人気のコースはコミュニケーションコースだそうです。特に会話、リスニング、そして文法コースに力を入れていくとのことでした。

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正面玄関の前で記念に一枚!


2件目に訪れたのはElite Instituteという機関です。
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ミーティングの様子。右の方がイラン人の責任者

この学校には10人のアフガニスタン人教師がいらっしゃるそうです。

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ちょっと教室の中にお邪魔しまーす!

壁に掲示されている『LET’S GO』というのは生徒たちが使用している英語の教科書。会話、文法、読み、書き、リスニングとそれぞれのコースを設けているそうです。一つのクラスにつき生徒数は約10人。

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英語クラスの教室

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校内の壁の至るところにスローガンのようなものが描かれていました。
これらの言葉を見て、生徒たちも日々学ぶことへのモチベーションをアップしているのかもしれませんね!

■エピローグの代わりに
2つの学校を訪問して、どちらも取り入れている授業内容等はほぼ同じですが、生徒の進路・卒業後の計画に関して大きな違いがありました。RASA Instituteの生徒さんの方は祖国アフガニスタンへの帰還を望んでいますが、一方でElite Instituteの生徒さんの方は、イランに残ることを希望したり、他の外国への移住を希望している生徒も多いようです。

訪問した日には、残念ながら学校に生徒さんはいませんでしたので直接お話しを聞くことはできませんでしたが…、学校のことや教育システム等について色々なお話を聞くことができる機会に恵まれ、とても良い勉強になりました! ありがとうございます。

***


ちなみに、イランでは、3月に新年(ノウルーズ)を迎えます。日本の厳しい寒さの中迎える新年とは異なり、春のさわやかな風や暖かさと共に新年を迎えることができるのは、とても清々しい気分!
新年度の新たな気持ちと共に、テヘラン事務所での業務が始まります。

次回は、テヘラン事務所の紹介をします。


http://www.kyoto-nicco.org/project/support/index-afghan.html
アフガニスタン国内での人道支援(イラン・マシャッド)
http://www.kyoto-nicco.org/project/iran_afghanistan/index.html
イランにおけるアフガニスタン難民支援(イラン・テヘラン)

2015年4月8日
テヘラン事務所インターン生
照喜名 流風
posted by NICCO at 19:33| Comment(0) | イラン・アフガニスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月07日

【ミャンマー少数民族支援】保健ボランティア研修・乳幼児の健康

こんにちは。ミャンマー、パ・アン事務所の遠藤です。
ミャンマーはもうすぐお正月です。お正月の前には水祭り(ダジャン)があり、新年を迎える前に一年の汚れを洗い流すため、皆で水をかけ合うそうです。最近、町の商店にはたくさんの水鉄砲が売っており、若者たちはダジャンに向けて髪を染め、だんだんお祭りが近づいてきた感じがします。

私たちのプロジェクトサイトのチャインセイチでは、先日チョウンカウン村とミャインゴン村の保健ボランティアを対象に、「母子保健研修」の一回目を実施しました。今回の研修テーマは「乳幼児の健康」です。
この研修は、花王株式会社様および、花王グループ社員様によるクラブ組織「ハートポケット倶楽部」様からのご支援で開催しました。

ミャンマーでは、5歳未満児死亡率が52と高く(*)、これは生まれた赤ちゃん1,000人のうち52人が5歳の誕生日を迎える前に亡くなることを意味します。日本の5歳未満児死亡率が3であることを考えると、52がとても高いことがわかると思います。
*出典:ユニセフ子供白書2014

ミャンマーにおける子どもの死亡の主な原因は、呼吸器感染症、下痢、はしかなどが挙げられ、栄養失調も関係しています。子どもの家族や地域住民が、子どもの健康に関する知識を深め、予防するために行動し、さらにより良い保健サービスへのアクセスがあれば、これらの疾病は予防できる可能性があります。

そこで、保健ボランティアさんが村の住民に正しいアドバイスを与え、助産師が行う乳幼児健診の補助業務ができるように、乳幼児がかかりやすい病気やその予防などについて学ぶ、母子保健研修を実施しました。

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講義中の様子

乳幼児の成長や栄養状態を把握するためには、体重の変化を知ることが重要です。そのために村のサブ・ルーラル・ヘルスセンターでは、定期的に乳幼児の体重測定が行われています。ミャンマーの乳幼児用の体重計は、ロンジーというロングスカートの布を体重計に取り付け、ロンジーに子どもを乗せて量ります。

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幼児の体重計の使い方を学んでいる保健ボランティア

乳幼児がかかりやすい感染症は、予防接種で予防することが可能です。サブ・ルーラル・ヘルスセンターでは、乳幼児の予防接種が月に一回無料で行われているのですが、村のお母さんの中には予防接種の重要性や必要性を理解していない人もおり、せっかくの保健医療サービスが活用されていないことがあります。
いつ予防接種が行われているのか、知らないお母さんもいます。村には電話を持っている人がほとんどいないので、予防接種が必要な子どものお母さんに連絡をとるのも簡単ではありません。
また、予防接種を受けた後は副作用で微熱が出たり、注射した部分が赤く腫れたりすることがありますが、これを病気になったと思い、子どもに予防接種を受けさせたがらないお母さんもいます。

このような問題を解決するために、村で起こりがちな事例をもとにケーススタディーを行い、保健ボランティアとしてできることを皆で考え、発表してもらいました。
さらに、予防接種や子どもの栄養の問題に対し、どう住民向けの健康教育をしたらよいか、保健ボランティア役とお母さん役のペアになってロールプレイも行いました。

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ケーススタディーの発表

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保健ボランティアからお母さんに予防接種のアドバイスをするロールプレイ

この研修の後、チョウンカウン村とミャインゴン村ではワークショップを開催し、保健ボランティアさんから、村の住民へ母子保健に関する知識を広めていきます。また、助産師と保健ボランティアで話し合い、公衆衛生活動を計画し、より多くの住民が保健医療サービスへアクセスできる方法を検討しています。

NICCOのミャンマー少数民族に対するプライマリ・ヘルスケアと衛生環境改善支援の一環である、保健ボランティア研修「母子保健研修」(全2回)は花王株式会社様と花王ハートポケット倶楽部様のご支援で開催しています。

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☆★☆ NICCOの活動に是非ご協力ください ★☆★

NICCO ミャンマー少数民族支援
http://www.kyoto-nicco.org/project/support/myanmar001.html

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posted by NICCO at 10:40| Comment(0) | ミャンマー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月02日

【セミナーのお知らせ】4/8(水)「アラブ世界を取り巻く諸問題と日本のNGOの役割」@JICA地球ひろば

東京事務所の八木です。

イベントのお知らせです。
アラブ・ウィーク2015のセミナーのご案内です。
NICCOの事務局長 折居がパネリストとして登壇します。
アラブ世界で長く活動してきたNICCOの経験をお話しいたします。

参加を希望される方は、下記のリンク先より登録用紙をダウンロードし、
印刷の上、FAX番号(03-3584-8004)まで、FAXにて返送下さい。

登録用紙ダウンロード


 ■セミナー概要 「アラブ世界を取り巻く諸問題と日本のNGOの役割」

日時:2015年4月8日(水)14:30-16:30
会場:JICA地球ひろば(アクセス:http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
概要:
・開会の辞  ワリード・シアム駐日パレスチナ大使
・来賓ご挨拶 上村司 外務省中東アフリカ局局長
・キイノートスピーチ 「アラブ世界を取り巻く諸問題と日本のNGOとの協力の可能性(仮題)」
 ハリール・ビン・イブラヒム・ハッサン駐日パーレーン王国大使
・パネルディスカッション
 モデレーター:木山啓子 ジャパン・プラットフォーム共同代表理事/JEN理事・事務局長
 パネリスト:
 江原功雄  外務省国際協力局民間連携室長
 田和美代子 JICA国内事業部市民参加推進課長
 田中好子  (特活)パレスチナ子どものキャンペーン事務局長
 折居徳正  (公財)日本国際民会協力会(NICCO)事務局長


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シリア難民の子どもに対する心理社会的ワークショップの様子(ヨルダン ザルカ市)

☆★☆ NICCOの活動に是非ご協力ください ★☆★

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posted by NICCO at 19:05| Comment(0) | 東京事務所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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