2014年12月26日

【シリア人道支援】子ども向け心理社会的ワークショップ 演劇発表会


こんにちは!ヨルダン事務所インターン生の岡です。
昨日は現地在住の日本人が集まってのクリスマスパーティーに参加させていただきました。まずなにより、会場として提供してくださったお宅の広さに驚きました。おそらく私の部屋はキッチンに十分収まります(笑) 。
こんな大きいホームパーティーは初めてだったのですが、企画もお料理も凝っていてとても楽しい時間でした。

さてさて、今回はザアタリキャンプ内で実施している子ども向け心理社会的ワークショップの中から、12月13日に開催された演劇発表会の様子をレポートします。

12月13日午後からアンマン市内のシアターにて、子ども向け心理社会的ケアワークショップの演劇発表会が開かれました。

このワークショップでは子供15人/グループで、1ターム(描画→粘土→スポーツ→演劇→グループ間交流→演劇発表)のプログラムを3か月間で行います。このプログラムを通して、過去の辛い経験を見つめ直し、自分なりの物語として完結させ、外に向けて表現することで、内戦や日々の生活難で負った心の傷を癒すのが目的です。

演劇は男の子グループと女の子グループに分かれ、それぞれ異なったシナリオのものが演じられました。
その内容を少しご紹介します。


●男の子グループ

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激しい内戦が続くシリア。これは自国でいったい何が起こっているのか、この状況がいつまで続くのか不安の中で暮らす人々の場面です。

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ある若者たちが「自分の国を変えるのは自分たちだ」と立ち上がり、力ではなくデモ行進や壁にメッセージを書くことで、国の不正に抵抗し、正義を訴えようとします。
これはそんな青年たちと、それを阻もうとする兵士たちの緊張感漂う場面です。


また、クラスに生徒が溢れ返り、教師の目が行き届かず、つまらないと学校を休む男の子に対して、教育を受けることが国の再建につながると、教育の重要性を説く場面もありました。


●女の子のグループ

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この場面はシリアで爆撃に怯えながらの暮らしから逃れてヨルダンに避難するためにシリアの国境を越えている場面です。

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何とかヨルダンに逃れることができましたが、避難先の難民キャンプの住環境は劣悪です。
上の場面は、雨が降り、とても寒い中、テントに入ってくる雨水を外に掻き出す女の子たちの様子です。

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そんな時、ある15歳の女の子に結婚話が持ち上がり、承諾すればキャンプを出られることになりました。しかし女の子は学校へ行き、教育を受けたいと結婚を断ります。

どちらの脚本も教育を受けることの重要性を訴えていた他、シリアの情勢や難民キャンプ内の学校・病院の抱える問題、難民キャンプの劣悪な暮らしが表現されていました。

今回この劇を演じた子供たちはシリアから逃れ、ヨルダンのザアタリ難民キャンプで実際に暮らしています。

私は子供たちが演劇を通して表現した彼らの置かれた状況や思いに言葉が出ませんでした。
特に印象に残ったのは”living inside or outside the camp makes no difference, I feel like a stranger.(アラビア語の脚本を英語訳したものから引用)”というセリフです。国を離れ、帰れる目途もないまま隣国で暮らしていると、自分が「よそ者」だと意識させられる出来事があるのだろうと思いました。
子供たちはみんな人懐こく、明るく元気で日本の子供と変わらないように思えます。しかし、演劇を通して、自らを表現する彼らの姿からは、普段表には表れない心の一部を垣間見たように、私は感じました。
また子供たちにとって、今回の演劇発表会をもって終了したこれまで3か月間のプログラムが、彼ら自身の過去の辛い経験や悩みに向き合い、整理するきっかけになればと思います。

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食レポ@
最後に、ヨルダンの美味しい、、かどうかはさておき(笑)
興味深い食べ物をご紹介します。

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名前は「クナフェル」
見た目はお好み焼きのようですがこれはヨルダンの伝統的なスイーツだそうです。
一番下にチーズ、その上にクスクスのような小麦で作った極細パスタをのせて固め、バターとシロップで揚げたものです。上にはピスタチオがのっています。
こちらのスイーツはたいてい何でも甘いですが、これは甘さ控えめでおいしいかったです。一番下のチーズが固まる前にコーヒーか紅茶と一緒に食べるのがおすすめです♡

*NICCODのシリア内戦の被災者に対する人道支援事業 (ヨルダン人貧困層に対する支援を含みます)
http://www.kyoto-nicco.org/project/support/syria001.html

*“JORIA” Facebook:
https://www.facebook.com/joriaforwomen?ref=ts&fref=ts
*JORIA オンライン販売サイト:SOUQ HALAB(スークハラブ)
http://eathalal.jp/

※JORIAとは本事業の女性向けプログラム参加者の中から有志が立ち上げた制作グループです。

ヨルダン事務所
ザルカ支援センター
インターン生
岡 玖美


☆★☆ NICCOの活動に是非ご協力ください ★☆★

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2014年12月22日

【ケニア事務所】プロジェクト開始を祝う記念式典が開催されました!

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▲左から:Deputy County Commissioner(カカメガ南部郡長)のキオニ氏、NICCOプロジェクト・マネージャー仙道、プロジェクト統括 岡田


ハバリ?(スワヒリ語で「お元気ですか?」)ケニア事務所の佐藤です。

NICCOは、ケニアの南西部に位置するカカメガ郡ブシアンガラ村で、
新たに農村支援のプロジェクトを実施します。
一足先に岡田が現地に入り準備を進めていたのですが、
仙道と私も合流し、いよいよケニア事務所が本格的に始動しました!
今日は、ブシアンガラ村で開催されたプロジェクト開始を祝う記念式典の様子をお届けします。

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村の教会で開催された式典には、なんと250人以上が集まりました!
村の人たちのプロジェクトに対する期待の高さが見え、こちらも気持ちが引き締まります。

式典は植林や歌と踊り、詩の朗読など盛りだくさん!
私も植林に参加させてもらいました。

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そして、スピーチ。
岡田と仙道ももちろんご挨拶したのですが、現地のゲストの方々が喋る喋る・・・。
喋りすぎて、2時間で終わる予定が3時間かかりました。(そもそも開始は1時間半遅れています。。)
内容は「プロジェクトを成功させよう!」と村の人たちへ呼び掛ける前向きなものばかり。
これもプロジェクトへの熱意の表れだと思えばありがたいですね。

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▲現地スタッフのサイモンも喋りに喋ります。

途中、なんか会場全体がやたら爆笑してるな、と思ったら、
「仙道と佐藤は独身だから、村で嫁と旦那を見つけてあげよう!」とネタにされていました。。

そんなこんなで、プロジェクトは幸先のよいスタートを切りました。
これから、この個性的な(?)村の人たちと一緒に、
エコサントイレの建設やきれいな水へのアクセスの確保、
植林や商品開発による収入創出など、様々な活動を行っていきます。
次回以降、プロジェクトの内容や実施の様子をお届けします。お楽しみに!

※このプロジェクトは、外務省日本NGO連携無償資金協力、国土緑化推進機構「緑の募金」の助成を受け実施しています。

「きれいな水の環境を! ケニアの農村にエコサントイレをつくろうプロジェクト」
にご協力ください。
http://www.kyoto-nicco.org/give/menu-kenya.html

☆★☆ NICCOの活動に是非ご協力ください ★☆★

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2014年12月19日

【シリア人道支援】女性向け心理社会的ワークショップ JORIA オーソドックスクラブ バザー

こんにちは!はじめまして。
12月からヨルダン事務所に赴任しましたインターン生の岡玖美(おか くみ)です。
現在私は、京都の大学に通う法学部4回生です。これまで何か国か旅行したことがありますが、中東の国に滞在するのは今回が初めてです。中東といってもあまり住むイメージがなかったので、赴任して1週間毎日が発見です。(笑)と自己紹介はこれくらいにして、このブログではこれから赴任期間の3か月間、そんな自分の視点を時々交えつつヨルダンでのNICCOの活動を日本に住む皆さんにお伝えしていければと思います。

さて第1回目は、NICCOのプログラムから発展してできたブランド、JORIA(ジョリア)が参加したオーソドックスクラブ(アンマン市内)のバザーの様子をご紹介します!(12月5、6日開催)

JORIAとは、NICCOのヨルダンでの主な4つのプログラムの1つ女性向け心理社会的ワークショップから発展してできたブランドです。
そもそもこのプロジェクトはシリア難民や社会的に立場の弱いヨルダン人の女性を対象に、刺繍、編み物、料理教室を開いており、これは作業に没頭しながら似た境遇に置かれた女性同士で語り合うことでトラウマやストレスを和らげる効果をもたらす作業療法の理論に基づいています。
JORIAではこのワークショップを終了してスキルを身に着けた参加者の有志と専門のデザイナー、コーディネーターがともに質の高い商品を販売して、女性たちの収入創出による自立支援を行っています。

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↑アンマンにある施設(オーソドックスクラブ)の体育館。生活雑貨からお菓子、アクセサリーまで様々なものが販売されていました!クリスマスグッズを売るお店もたくさんあってクリスマスの雰囲気が漂っていました。

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↑JORIAブース
デザイナーのメイさん(写真左)とコーディネーターのシリーンさん(写真右)

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↑クリスマスっぽいカラフルなお菓子たち♡
食べるのがもったいないくらい!

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↑いろんな香りのソープ!

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↑ラクダのクリスマスツリーデコレーション♡♡♡

本日(12月6日)の売り上げは約500JOD(\85,000)でした。
地元の人から外国人観光客まで様々な人が商品を手に取ってくれていたように思います。この日は特に刺繍のコースターとバッグが人気でした。

1,2月以降、JORIAは日本、イタリア、東欧にマーケットを広げていく予定です。これからもより多くの人にJORIAの商品を知って手に取ってもらうことでシリア、ヨルダンの女性たちの自立支援が促進されればと思います。

*“JORIA” Facebook:
https://www.facebook.com/joriaforwomen?ref=ts&fref=ts
*JORIA オンライン販売サイト:SOUQ HALAB(スークハラブ)
http://eathalal.jp/

*NICCODのシリア内戦の被災者に対する人道支援事業 (ヨルダン人貧困層に対する支援を含みます)
http://www.kyoto-nicco.org/project/support/syria001.html

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