ムワズカブワンジ!!(おはようございます!!)
マラウイ事務所インターンの神保です。
前回の投稿に引き続き母親学級の様子をお届けします。
母親学級では村の妊婦さんを対象に健康教育と料理教室を行なっています。
今回は料理教室の様子をご紹介したいと思います。
マラウイでは低身長が一つの健康問題となっていますが、その原因の一つはお母さんのお腹の中にいる間にお母さんの栄養が足りないことだと考えられています。
お腹に赤ちゃんのいるお母さんの栄養改善はお母さん自身だけでなく、生まれてくる子どもの一生の健康にも関わってくるのです。
そこでNICCOでは村の妊婦さんを対象に料理教室を開催し栄養改善に取り組んでいます。
母親学級に集まってきたお母さんたち。
良く見るとなにやら赤い実を取っています。

近付いてみましょう。
これは「チデデ」と呼ばれている植物で、赤い少し厚みのある花弁の部分を集めて煮込み、砂糖を加えてジュースとして飲みます。
味は山桃のようなさくらんぼのような甘酸っぱい味です。
ビタミンCが豊富で健康にもいいです!
さて、料理の方も見てみましょう。
こちらでは野菜を刻んでいます。まな板は使わず写真のように手で揃えて握って上手に刻んでいますね。
マラウイの村には電気やガスはないので料理は薪を燃やした火で行なわれます。

待つこと一時間半、料理が完成しました!
完成した料理がこちら!!
ご飯の上に菜っぱを刻んで炒めた物と、煮たお豆、そして牛肉のトマト煮込みが乗っています!
さあ、食べましょう!いただきます!とその前に、、、しっかり栄養の勉強をします。
マラウイでは政策で6つの食品群をバランスよく食べることが推奨されています。
6つの食品群とは@炭水化物Aお肉と魚B豆C野菜D果物E油の6つのグループです。
「炭水化物となる料理は何でしょう」
「シマ!!」「ご飯!!」
といった様子でお母さんたちもちゃんと答えられていました。
料理教室の料理自体は特別な材料、手法などは使っていません。
村のお母さんたちは食品群と言われても少し難しいかもしれませんが実際に料理を食べることで、どんな料理が栄養のバランスが良いか分かります。
家に帰ったお母さんたちが栄養のことを考えながら料理することで料理教室は成功したと言えるのです。
NICCOのマラウイ医療支援プロジェクトはこちら→
http://www.kyoto-nicco.org/project/malawi/cat66/malawi-index.html当プロジェクトは、主に外務省からの資金協力(日本NGO連携無償資金協力)、皆様の募金から活動を行っております。これからも皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
また、Panasonicさんからご助成いただいたアフリカ事業の広報費で、エコサントイレの
キャンペーンを実施中です。いいね!やツイートで、ご自身の名前(アカウント名)がのったレンガがウェブ上でつまれていき、300イイね!/ツイートで、アフリカに1基トイレが建設される、というキャンペーンです。
http://www.kyoto-nicco.org/ecosan/ぺ―ジ中ほどの「参加はここから!」ボタンより、各文言のツイート/いいね!ボタ
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posted by NICCO at 08:00|
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